過去のSEO対策は、現在よりも簡単でした。
「被リンクをたくさん設定する」などのテクニックを駆使するだけでも、上位表示されていましたが、今は同じことをやってもなかなか順位は上がりません。
現在は検索エンジンのアルゴリズムが複雑化しているからです。
むろん、被リンクやコンテンツが重要であることは変わりませんが、単に被リンクを増やしたり、キーワードを増やしたりしただけでは評価されなくなっています。
現在、「価値のあるサイト」という評価を受けるためには、「現在の検索ユーザーのニーズに合ったコンテンツ対策」および「Googleのガイドラインに合わせた被リンク対策」が必要になってきます。

そして、現在のGoogle検索では、2015年初頭に導入された「RankBrain(ランクブレイン)」が重要な物となっています。
これは、検索ユーザーに入力されたキーワードが何なのかを理解する能力を持った人工知能です。
曖昧な表現であったり、口語であっても検索ユーザーのニーズに合った結果が表示できるように、進化を続けています。

これにより、今まで検索されることがなかったキーワードであっても、即座にそれに合致した検索結果を表示させられるようになりました。
むろん、これまでの検索キーワードでも「現在のニーズに合致した物」が表示されるようになっています。
例として、芸能人の名前で検索をかけると通常であれば上位表示されるのはその人のプロフィールなどですが、結婚したなどという場合は結婚相手の情報などが上位表示されます。
現在の検索エンジンは、相当な進化を遂げているのです。
ただし、上述したように現在も被リンクは重要です。

Googleは、「リンク」と「コンテンツ」の両方をベースにサイトを評価するので、被リンクがないサイトは評価されません。
しかし、被リンクが多ければいいわけではなく、「ある程度の被リンク」と「ユーザーに役立つコンテンツ」があることが、現在のSEO対策では重要なのです。