「うちのWEBサイトが中々結果を出せないのは、SEO対策をしていなからだ」
自社WEBサイトの運営をしている時にいつも感じていたことです。
SEO対策といっても、一体なにをやるのかは理解していませんでしたが、やれば必ずWEBサイトが検索結果の上位表示されるものだと思い込んでいました。
ですから、SEO対策を行う業者の売り込みを、頑なに拒否する上司のことを、歯痒く感じていました。
「SEO対策をしてないんだから、いくら頑張っても結果なんて出ないよ」。
SEO対策に過剰な期待を寄せるその様は、今考えると、まるで魔法の杖を信じているかのようでした。
それから数年が経ち、繰り返されるGoogleの検索アルゴリズムアップデートを経験して、考え方が変わりました。
SEO対策は決して魔法の杖ではない。SEO対策を行なったからと言って、必ず結果が出せるというわけではないということに気がついたのです。
Googleの検索アルゴリズムアップデートのたびに小手先のSEO対策を行なっていても、長期的な結果にはつながりません。
長文記事の作成、中古ドメイン、被リンク集め、サイト運営者がSEO対策をするたびにグールグは検索アルゴリズムをアップデートしていきます。
小手先のSEO対策が施されたWEBサイトやブログはその度に、検索順位が落ちていきます。
一方で、SEO対策はあくまでサブ程度の扱いにし、コンテンツを重視したサイトは、検索アルゴリズムのアップデートに左右されることなく、好調を維持するのです。
自分のWEBサイトが見られないのは、SEO対策ができていないからではなく、コンテンツが面白くないからでした。
SEOについては、余裕があれば研究をし、対策をするのは良いでしょう。
ただ、SEO対策へ過剰な期待を寄せるのは避けるべき。
まずは読者に求められるコンテンツ作りを行い、サブ的な要素としてSEO対策をするという考え方が、健全であり、長期的な視点でみると、結果にもつながる考え方でしょう。